Q&A

閉じたQ1.新品で購入したのに製品が動作しません。原因は何ですか?

A1.次のような原因が考えられます。

  • コンセントまでの通電が無い。

    →他の電気機器をコンセントにつなぐなどして、コンセントまでの通電があるか確認してください。

  • 製品内部のオートストッパー作動や部品破損。

    →製品の輸送中の衝撃により、オートストッパーが作動する場合があります。製品内部を確認し、オートストッパーバーが正常にセットされているか、また合わせて他の部品の破損が無いか確認してください。

閉じたQ2.製品が止まっています。原因は何ですか?

A2.次のような原因が考えられます。

  • 通電が無い。

    →コンセントにプラグが差さっているか確認してください。プラグが外れている場合はしっかりコンセントに差し込んでください。

  • オートストッパーが作動している。

    →ダイアフラムまたは弁が破損している可能性があります。破損している場合は交換修理してください。破損していない場合は、オートストッパーバーの取付不良や衝撃による外れなどが考えられます。しっかり取り付けられていることを確認してください。

  • 導通不良

    →部品が断線している可能性があります。導通チェックをし、断線している場合は維持管理業者に交換修理の依頼をしてください。

  • バイメタルの作動

    →本体が高温になりすぎるとバイメタルが作動し、製品の運転が停止します。製品の吐出側あるいは吸入側の詰まりが原因として考えられますので、散気管が閉塞していないか、エアフィルターや吸入口が閉塞していないか、バルブが閉じていないか、などを確認し、閉塞している場合は解除してください。

閉じたQ3.製品から異常な音がします。原因は何ですか?

A3.次のような原因が考えられます。

  • 製品と土台の間に小石が挟まるなどしてガタついている。

    →異物を取り除き、ガタツキがないように製品を静置してください。

  • 部品のねじが緩んでいる。

    →しっかり締結してください。

  • 設置環境により音がこもったり反響したりしている(図参照)。

    →製品の設置場所の変更を検討してください。

  • 配管内で共鳴が起きている。

    →チャンバーを取り付けてください。

【騒音が出やすい設置例】

  1. 建屋と塀の間が狭い場合や、三方が囲まれていたり、天井がある場所への設置

    開放面側に大きな音が響きます

  2. 建屋の基礎と設置ベースが接触している場合〈犬ばしり〉

    振動が母屋に伝わりやすくなります

  3. 設置ベースが水平でない場合

    製品の振動が大きくなります

  4. 浄化槽への配管が建屋の基礎や他配管と接触している場合

    配管を伝って母屋に音が響きます

閉じたQ4.ダイアフラムが短期間で破損しました。原因は何ですか?

A4.次のような原因が考えられます。

  • 吐出圧力が適正でない。

    →圧力が高すぎるまたは低すぎるとダイアフラムが短期間で破損する可能性が高くなります。定格圧力±20%が適正範囲ですので、圧力計を用いて圧力を確認し、範囲を外れる場合は要因を排除し、適正範囲内に入るように調整してください。

     

    高い場合

    低い場合

    原因

    散気管目詰り

    バルブの締切

    長配管

    配管破損・はずれ

    ブロワ故障

    対策

    清掃・交換

    バルブ調整

    配管径大径化

    修復

    修理

  • エアフィルターや吸入口の目詰まり。

    →フィルターや吸入口が目詰まりすると空気が流れないためソレノイドが発熱し、その熱によってダイアフラムの寿命が短くなります。フィルターの清掃・交換、吸入口の清掃を行ってください。

  • 塩素ガスや油などの異物の吸引。

    →塩素ガスや油、多量の粉塵を吸引するとダイアフラムが短期間で破損する可能性が高くなります。異物を吸引しないように、適切な場所に設置してください。

閉じたQ5.製品の動作原理を教えてください。

A5.本製品はダイアフラムポンプです。永久磁石が備え付けられた振動子が、電磁石の極性変化により吸引・反発を繰り返し、前後に往復運動をします。ダイアフラムは振動子の両側に組付けられており、振動子の往復運動に伴い、吸入弁と吐出弁を開閉させ、空気を吸入・吐出します。

①吸入工程

②吐出工程

動作イメージ